効果的な紫外線対策とは?

UVカット率を表示して販売している日傘もありますが、日焼け対策・暑さ対策のいずれをも必要と考えて日傘を使用するなら、UVカット率だけではなく「遮光率」にも注意してみましょう。
遮光率の高い日が日傘は、日焼けの原因となる「紫外線」はもちろん、暑さの原因の赤外線や可視光線も遮ることができるのです。

 

紫外線をカットするだけでなく、「遮光率」が高ければ暑さを緩和することもでき夏でも外出が快適になります。
こういったことを参考に日傘を選択してください。
日傘を新しくするのはどんな時でしょう。
日傘表面のUVカット加工については、使用するほどに剥がれていきます。

 

UVカット率が変わらないのは平均で1-2年ほどです。
使う頻度によって変わりますが、3年以上使った場合にはUVカット率が6~7割ほどに落ち、顔に紫外線があたっている確率が高いです。
これはいつ買ったのかな?という日傘なら、急いで買い替えた方がいいでしょう。

 

「7月・8月にしか日傘をささない」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。ですがこれは間違いです。

 

紫外線A波(UVA)・B波(UVB)は夏になる前の4月頃から増加しているのです。

 

そして6月には紫外線A波が最高になります。
5月には8月と同じほどの量のUVBが。
紫外線A波もB波もそのピークを9月下旬頃まで維持しています。
つまり日傘等の紫外線対策アイテムの使用は、4月~9月には必須というわけですね。

 

曇っているからといって、紫外線対策不要というわけではありません!カーボンやチタンなどの無機物をポリエステルに練りこんだ紫外線カットの効果をもっと高めたものがあります。

 

これは、染み込ませたり、表面に加工するUVカット加工と違い、洗浄や磨耗に強いので紫外線カット効果が長続きします。
天然素材と違いポリエステルは、デメリットとして内側に熱がこもりやすい点があります。主に暑い時期に日傘は使用されます。

 

できれば日焼け対策だけでなく、暑さ対策もできればしたいですよね。
日傘を選ぶときに暑さ対策も考えるとどんなものがいいでしょうか?
中には晴雨兼用という日傘もあります。
晴雨両用で使用できるからといって、製品の紫外線カット率が低くなっているというわけではありません。
一般的なUVカット加工については、雨などの水に塗れるといったことも劣化が激しくなるのです。

 

長くUVカット率を維持したいのなら、選ぶなら晴雨兼用よりも「日傘専用」のものにするのが良いでしょう。

 

小さなものよりも大きな日傘の方が、体の紫外線を全体的にシャットアウトしてくれます。

 

重さも日傘は重要なポイントです。

 

グラム単位まで、重さは比べてみましょう。
腕の負担や持ち運びの楽さを考えると、軽いものがいいですね。

 

しかし軽いから持ちやすいとは言えないこともあります。

 

しっかりした丈夫な作りの方が使いやすい場合もあります。
それぞれ自分にとって最も良いものを探すのが良いでしょう。

 

「紫外線遮蔽率」は紫外線を遮る力を数値化したものです。

UVカット率」と表記されることもあります。


「紫外線遮蔽率~%」と表示されていて、数値が高いほど、紫外線を遮ることができます。
UVカット率を「●%」と表示していることもありますが、日焼け止め化粧品と同じように「SPF」の記載もあります。

 

紫外線防止効果がどれほど期待できるか、ということを数値化したものがSPFです。値としては「50」が最高です。
これを目安にしてくださいね。
よく似ている遮光率と紫外線遮蔽率(UVカット率)ですが、可視光線を防ぐのが「遮光率」です。

 

確認して選ぶようにしましょう。

 

遮るのは目に見える光の割合なので、期待できる日陰効果は数値の高さと比例します。
暑さ対策が第一という方は、UVカット率とあわせて遮光率が高いものが必要ですね。

 

日傘は黒が良いと言われますが、熱を吸収してしまうというデメリットも。
白は紫外線を反射して防ぐのに対し、黒は紫外線を吸収います。

 

だから、色は好みで決めていいですよ。

 

かわいい系やクール系まで様々なバリエーションの日傘があるので、ご自身にピッタリなデザインから選んでいただくのもすてきですね。日傘の布地の素材により紫外線カット効果が違います。


生地の中でも天然素材の麻や綿は紫外線を通しやすく紫外線カットについては期待できません。熱が日傘の内側にこもりにくいといメリットもあります。
ポリエステルは紫外線カット効果が高い素材です。
UVカット加工を施していないポリエステルでも、生地自体で90%もの紫外線を遮ることができます。

 

でも日傘と雨傘を両方持ち歩くのは邪魔でかさばりますよね。

 

梅雨の時季などは、晴れていれば日傘として使え、雨になったら雨傘としても使える晴雨兼用をおすすめします。
気まぐれな梅雨の天気でも同じ傘で対応できるので、畳んだり出したりすることを少なくすることができますよ。

 

UVカット効果を期待するためだけではなく、日傘はファッションのアクセントとして持つこともあります。

 

すてきなデザインのものも多く、選んだり使ったりがとても楽しいアイテムです。
UVAは波長が非常に長いため、雲を通り過ぎて肌へと降り注ぎます。
それは晴れの日の91%もの量。

 

そしてUVBも、最も多い時の50%近くあります。

 

肌を若々しく保つためには、曇りの日にも日傘をさすことが必要です。

黒色は紫外線吸収率が高いので、日傘は黒が良いとよく聞くことがあります。

 

ですがUVカット加工のパーセンテージや遮光率が高いものであれば、表側の色についてはそこまで重要視する必要はありません。
なかには晴雨兼用の日傘があります。

 

晴雨と両用であっても、低い紫外線カット率の製品ということではありません。

 

一般的な日傘のUV加工は、雨等の水に塗れてしまうと劣化が加速します。
長くUVカット率を維持したいのなら、選ぶなら晴雨兼用よりも「日傘専用」を購入するのが良いでしょう。

 

日傘はより大きいものほど、体の紫外線を全体的にシャットアウトしてくれます。

「雨水」というハッキリとした刺激を受ける雨傘を使っている時を思い出してみましょう。

 

強い雨の時には体から離さずに傘を持ち、雨が肩や腕にあたらないようにしますよね。

 

こういったように、「低く傘を持つようにする」のは日傘でも同じ。

 

顔や肩などと日傘の距離については、おおよそ30センチ以内くらいにしておくのが良いでしょう。
6月、梅雨の頃は雨が多いですが、紫外線の量も多い時期でもあります。
折りたたみの日傘も人気がありますね。

 

鞄の中などに入れられるので、毎日持ち歩いても苦にならないのがいいですね。
「直径85cm以上」の大きさをクリアする日傘について上記でお話ししましたが、UVカット加工済であれば、当然折り畳み傘でもOKです。

 

日傘は大きさや素材だけでなく紫外線カット率は「持ち方」も大きく影響します。
昔の映画の女優さんで思い浮かべるように日傘を高く持って歩いていては、きちんと紫外線を防ぐことは残念ながらできないでしょう。

 

照り返しなど、足元からの反射は見落としてしまいがちです。
日傘の表側だけでなく裏側の素材もチェックして選択しましょう。
光沢のある素材は紫外線を跳ね返しますが、かえって肌にダメージを与えることも考えられます。

 

内側の色合いは濃い色の黒や紺を選ぶのが良いですよ。

 

日傘には、長傘タイプと折りたたみタイプがあります。
持ち運びや、使用する状況を考えて選ぶのがいいですね。

 

通勤で電車に乗ることが多いなら、コンパクトな折り畳みがおすすめです。