紫外線のダメージに負けない肌作り

日傘を新しくするのはどんな時でしょう。

日傘表面に施さているUVをカットする加工は、使えば使うほど剥がれていきます。
UVカット率が高いままでいられるのは平均1年~2年ほど。

使用頻度により違いますが、3年以上の使用の場合にはUVカット率が60から70%ほどと落ち込み、顔に紫外線が降り注いでいる可能性が高いです。

これはいつ買ったのかな?という日傘なら、早急な買い替えが無難ですね。中には晴雨兼用という日傘もあります。晴雨兼用の日傘でも、紫外線カット率が低い製品というわけではありません。

UV加工の一般的なものは、雨など、水に塗れることでも劣化がひどくなります。
UVカット率をより長く持続させたいのであれば、晴雨兼用ではなくて「日傘専用」のものを購入しておいた方が良いでしょう。大きければ大きい日傘であるほど、体の紫外線を全体的にシャットアウトしてくれます。紫外線A波(UVA)は波長が非常に長く、雲を通り過ぎて肌へと降り注ぎます。晴れの日の、91%ほどもです。また紫外線B波の量も、最盛時の50%近くあります。
肌を老いさせないためには、曇りの日でも日傘をさすことが大切なのです。

黒色は紫外線吸収率が高いので、一般的には「日傘は黒が良い」とされがち。
けれどUVカット加工のカット率や遮光率が高いものを選べば、傘の表側の色についてはそれほどこだわらなくてもいいでしょう。「7月・8月にしか日傘をささない」という声を多く聞きます。

これは不正解です。4月頃から、紫外線A波(UVA)・B波(UVB)は増え始めています。そしてUVAが最も高くなるのは6月。
5月には8月と同じほどの量のUVBが。

 9月下旬頃まで、紫外線A波もB波もピークを維持し続けます。

 だから日傘といった紫外線を遮るアイテムは、4月から9月のあいだは必要というわけですね。
晴れの日だけでなく、曇りの日だって安心できませんよ!見落としてしまうのが、下からの照り返しです。

 素材については日傘の表と裏の両方を確認してから選びましょう。

素材の中には光沢があり紫外線を跳ね返すものがありますが、かえって肌にダメージを与えてしまう場合があります。黒や紺など、内側の色は濃いものを選択するのが良いですね。

長傘と折り畳みの二種類が日傘にはあります。

 

日傘を使うシーン、そして持ち運びも考慮して選びましょう。

通勤時に電車などの乗り物に持って乗るのなら、折り畳みの日傘がおすすめです。UVカット率が表示されて販売されている日傘もありますが、日焼けと暑さ、両方の対策で日傘を選ぶなら、UVカット率だけではなく「遮光率」にも注意してみましょう。
遮光率の高い日傘を選べば、あたれば日焼けの原因となる紫外線は勿論、可視光線や赤外線といった暑さの原因も透過させないのです。

 紫外線カットの機能にプラスし、「遮光率」が高ければ暑さを緩和することもでき夏でも外出が快適になります。

こういったことを参考に日傘を選択してください。

なかには晴雨兼用の日傘があります。
晴雨兼用であったとしても、低い紫外線カット率になっているわけではないのです。
一般的な日傘のUV加工は、雨など、水に塗れることでも劣化がひどくなります。


長くUVカット率を保ちたいのならば、晴雨兼用ではなくて「日傘専用」を購入するのが良いでしょう。

日傘はより大きいものほど、体の紫外線を全体にシャットアウトします。黒い日傘(UVカット加工無し)よりずっと、白い日傘(UVカット加工有り)が、紫外線の遮断については効率的というわけです。

どちらかというと重要なのは「傘の裏」の色です。裏地が白や明るい色であればいくら表が黒であっても、アスファルト等から反射した紫外線が照り返しを起こし、肌にあたり傘の中で日焼けとなってしまいます。暗い色の裏地を選ぶのがいいでしょう。遮光率は高ければ高いほど、光線を通しません。
「雨水」というハッキリとした刺激を受ける雨傘をさしている時を思い出してみてください。
大雨の時には皆傘を低く持ち、雨ができるだけ肩や腕などにあたらないようにしますよね。

これと同じで、日傘も「できるだけ低く持つ」が基本。
顔や肩などと日傘の距離については、「30センチ以内」に留めるようにするのが大切です。雨の多い梅雨の時期は、紫外線の量も多くなっています。

チェックしたい所は、日傘の重さですね。どれほどの重さなのか各確認して比較しましょう。
軽ければ軽いほど、腕などへの負担が軽くなり、持ち運びも楽になります。
ただ、軽い=持ちやすい、とは一概に言えないことも。
丈夫でしっかりしたものの方が使いやすいことがあります。最も良いと思えるものを決めて探してみましょう。

 かわいいものやクールなものまで様々なタイプの日傘があるので、デザインを重視して好みのものを選択するのも素敵ですね。日傘に張る布地の素材によっても紫外線カット効果は変わってきます。
紫外線を透過しやすいのは麻や綿といった天然素材で、紫外線をカットする効果が低いです。日傘の内側に熱がこもりにくいというメリットはあります。
紫外線カット効果が高い素材はポリエステルです。
ポリエステルであればUVカット加工をしていないものであっても、生地そのもので9割もの紫外線をカットすることができます。


よく似ている遮光率と紫外線遮蔽率(UVカット率)ですが、可視光線を防いでいるのが「遮光率」となります。区別して選びましょう。目に見える光をさえぎる割合を示しているので、数値が高いほど日陰効果が期待できます。
一番には暑さ対策を、という方は、UVカット率と遮光率の両方が高いものを探しましょう。

黒い日傘が良いと聞きますが、熱を吸収してしまう短所があります。

黒は紫外線を吸収し、白は紫外線を反射して防ぎます。

さわやかな色、好きな色でOKですよ。
そのポリエステルに、カーボンやチタンなどの無機物を練りこんで更に高い紫外線カット効果のものもあります。

 これは、表面へUVカット加工をしたり染み込ませるといった方法とは違うもので、摩耗・洗浄に強く紫外線カット効果が長く続きます。天然素材と違いポリエステルのデメリットは、熱が内側にこもりやすい点はデメリットです。主に暑い時期に日傘は使用されます。できれば日焼け対策だけでなく、暑さを緩和させるのにも使用したいですね。
日傘を選ぶときに暑さ対策も考えるとどんなものがいいでしょうか?でも日傘と雨傘を両方持ち歩くのは邪魔でかさばりますよね。この季節は、晴れであれば日傘として使用し、雨が降ったら雨傘としても使える晴雨兼用の傘がおすすめです。梅雨の気まぐれな天気でも一本を使用できるので、しまったり出したりも少なくすることができます。


日傘を持つのはUVカット効果を期待するだけではなくて、ファッションのアクセントとして日傘を夏に持つ人もいますね。

しゃれたデザインのものも多く、選んだり使ったりがとても楽しいアイテムです。

 

「紫外線遮蔽(しゃへい)率」は、紫外線をどれくらいさえぎることができるか、という数値です。

UVカット率」と同じ意味です。

「紫外線遮蔽率●%」と書いてあることが多く、紫外線を遮る効果は、数値が高いものほど期待ができます。「~%」と言うようにUVカット率をかいてあることがありますが、よく日焼け止め製品で見かけるような「SPF」で表されている場合もあります。

 

期待できる紫外線防止効果をわかりやすく数値化したものがSPFです。「50」が最も高い数値です。

目安にして、確認してくださいね。