有効な紫外線カット方法考察

とても波長の長い紫外線A波(UVA)は、雲を通して肌に降り注ぎます。

その量はなんと、晴れの日の91%程度。UVBの方も、最盛時の半分近くもあります。

肌を老いさせないためには、曇りの日でも日傘をさすことが大切なのです。
紫外線を吸収する色は黒の方が高いため、日傘は黒がいい、と一般的によく言われています。ですがUVカット加工のパーセンテージや光を遮る遮光率が高ければ、表側の色についてはそこまで重要視する必要はありません。
中には晴雨兼用という日傘もあります。晴雨と両用であっても、紫外線カット率が低い製品というわけではありません。UV加工されている一般的な日傘は、雨など、水に塗れることでも劣化がひどくなります。

UVカット率をより長く持続させたいなら、選ぶなら晴雨兼用よりも「日傘専用」がいいですね。

小さなものよりも大きな日傘の方が、体に降り注ぐ紫外線を遮断してくれます。カーボンやチタンなどの無機物を、そのポリエステルに練りこんで紫外線カットの効果をもっと高めたものがあります。

染み込ませたり表面にUVカット加工したものは異なっており、洗浄や摩耗に強いため紫外線カットの効果がより長く保たれます。

ポリステルは天然素材と違い、デメリットとして内側に熱がこもりやすい点があります。

 

日傘は主に暑い時期に使用されます。日焼け対策だけではなくできれば、涼しくするためにも使いたいですよね。暑さ対策ができる日傘を選ぶ方法はどんなものでしょうか?チェックしたい所は、日傘の重さですね。

~グラムの重さなのか比較してみましょう。

持ち運びや持った時の腕の負担から、軽ければ軽い方が楽でいいですね。

ただ、持ちやすさは軽さには関係がないことも。少し重くても、頑丈な作りのものが使いやすいこともあります。自分にベストな条件を決めて探してみましょう。

 

日傘の種類では折り畳みタイプも人気です。

 

小さく折り畳むことができると、毎日持ち歩いても苦にならないのがいいですね。

 

上記でご紹介した「直径85センチ以上」をクリアする日傘でUVカット加工タイプのものであれば、当然折り畳み傘でもOKです。
日傘は素材や大きさだけではなく「持ち方」も紫外線カット率から考えると違いがあります。
昔の映画の女優さんで思い浮かべるように日傘を高く持って歩いていては、残念ながら紫外線をキチンと防ぐことはできません。
UVカット率を表示して販売している日傘もありますが、日焼けと暑さ、両方の対策で日傘を選ぶなら、UVカット率だけではなく「遮光率」にも注意してみましょう。

 

日傘は遮光率が高ければ、日焼けの原因である「紫外線」は当たり前に、可視光線や赤外線といった暑さの原因も透過させないのです。

 

更に紫外線カット機能だけではなく、高い遮光率の日傘であれば暑さの対策になり夏でも外出が快適になります。これらを参考に日傘を選んでください。

 

晴雨兼用の便利な日傘もあります。晴雨兼用であったとしても、低い紫外線カット率の製品ということではありません。一般的な日傘のUV加工は、雨などの水に塗れることでも劣化が激しく進みます。
UVカット率を長く維持するのであれば、晴雨兼用よりも、「日傘専用」のものを購入しておきましょう。大きければ大きい日傘であるほど、体に降り注ぐ紫外線を遮断してくれます。
あきらかな刺激として感じる「雨水」があたる雨傘をさす時を思い出してみましょう。

 

大雨の時には誰でも傘を低く持って、なるべく体に雨があたらないようにしますよね。同様に、「低く傘を持つようにする」のは日傘でも同じ。

 

腕や顔等の肌と日傘の距離については、「30cm以内」に留めるのがよいでしょう。

梅雨の季節は雨は多いものですが、紫外線の量も多くなっています。
「日傘は7・8月にだけ使用します」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

でもこれは不正解。紫外線A波(UVA)・B波(UVB)は4月頃から増え始めています。
UVAが一番高い時期は6月。
8月と同じだけの紫外線B波がすでに5月には降り注いでいます。

 

そしてUVAもUVBも9月下旬頃までピークを維持し続けています。つまり日傘等の紫外線対策アイテムの使用は、4月から9月が終わるまでは必須ということになります。曇りの日だから安心、というわけではありません!紫外線を遮ることができる力を「紫外線遮蔽率」といい、数値で表します。

UVカット率」と表記されることもあります。「紫外線遮蔽率●●@パーセント」と表現されることもありますので、数値が高いほど、紫外線を遮ることができます。UVカット率の記載については「※※パーセント」が多いですが、よく日焼け止め製品で見かけるような「SPF」の記載もあります。


期待できる紫外線を防止する効果を数値化したものがSPFです。


「50」が最高値です。これを目安にしてくださいね。遮光率と混同しがちですが、紫外線遮蔽率(UVカット率)と異なり、「遮光率」は可視光線を防ぐものです。

区別して選ぶことが大切です。


目に見える光をさえぎる割合を示しているので、期待できる日陰効果は数値の高さと比例します。暑さ対策が第一という方は、UVカット率と遮光率の両方が高いものを探しましょう。良いと言われる黒い日傘ですが、熱を吸収する欠点も。白は紫外線を反射して防ぎますが、黒は紫外線を吸収します。涼しげな色や好きな色を選んでOKです♪黒い日傘(UVカット加工無し)よりずっと、白い色の日傘でUVカット加工ありのものの方が、効率的に紫外線を遮断できるのです。

重要なのはどちらかと言うと「傘の裏」の色です。
たとえ表が黒でも裏が白などの明るい色であれば、アスファルト等で反射した紫外線が傘の中で照り返しとなり、肌にあたり傘の中で日焼けとなってしまいます。裏地は暗い色のものを選んだ方がいいですね。

 

遮光率の数字が大きければ大きいほど、光線を通しません。

足元からの照り返しは見落としがちです。
日傘の表面だけでなく、裏面の素材もチェックして選びましょう。素材としては紫外線を跳ね返す光沢のあるものは、かえって肌にダメージを与えてしまう場合があります。
内側の色合いは濃い色の黒や紺を選ぶのが良いですよ。


長傘と折り畳みの二種類が日傘にはあります。日傘を使うシーン、そして持ち運びも考慮して選びましょう。
電車での通勤をしている方は、持ち運びしやすい折りたたみタイプがおすすめです。
ですが日傘と雨傘両方を持って歩くのは邪魔でかさばりますよね。
この季節は、晴れであれば日傘として使用し、雨になったら雨傘としても使える晴雨兼用をおすすめします。気まぐれな梅雨の天気でも同じ傘で対応できるので、出したりしまったりする回数が少なくすみますよ。

日傘はUVカット効果だけではなく、夏のファッションアイテムとして持つ人も多いですよね。
すてきなデザインのものも多く、選んだり使ったりするのが楽しいアイテムでもあります。かわいいものやクールなものまで様々なタイプの日傘があるので、デザインを重視して好みのものを選択するのも素敵ですね。張ってある布地の素材によっても紫外線カット効果は変わってきます。


綿や麻などの天然素材の生地は紫外線を通しやすく紫外線をカットする効果が低いです。

日傘の内側に熱がこもりにくいというメリットはあります。
ポリエステルは紫外線をカットする力が強い素材です。

ポリエステルであればUVカット加工をしていないものであっても、生地自体で90%もの紫外線を遮ることができます。